[ニューヨーク 15日 ロイター] - 米ニューヨーク連銀のダドリー総裁は15日、米経済がトレンドを上回るペースで成長し続け、予想通りに財政政策が景気を刺激すれば、連邦準備理事会(FRB)は今後数カ月に利上げするとの見通しを示した。

ダドリー総裁は、米経済が2%強のペースで成長し、インフレが上昇し続ければ、「今後数カ月に若干金利を引き上げると予想する」と述べた。

トランプ大統領と議会がどのような政策で景気を刺激するのか不透明なため、「予測に織り込みにくい」と指摘。昨年11月の大統領選以降に不透明感が広がっているとし、トランプ氏が政策変更しようとしている移民や自由な貿易は、一般論としては経済に恩恵をもたらすとした。

一方、「ある時点で財政政策が打ち出されるだろう。それは経済の上振れリスク要因となる」とも指摘した。

FRB当局者の金利見通しでは、今年は3回の利上げが示唆され、4兆5000億ドルに膨らんだバランスシートがいずれかの時点で縮小される可能性がある。

タイミングについての質問にダドリー氏は、バランスシート縮小は利下げが必要にならないとの一段の確信が得られるまで遅らせたいと説明。

「(満期を迎える債券の)再投資の縮小や停止をいつかは決めるとなれば、それもまた緩和解除の一つの手段で、短期金利上昇の代わりにもなる」とした上で、「それによって(利上げ)プロセスが伸びることになるかもしれない」と述べた。

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