[東京 16日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均株価は前日比119円62銭安の1万9318円36銭となり、反落した。米国株は連日の最高値更新となったが、円安が一服し、主力輸出株に売りが出た。一時150円を超える下落となった。先物主導で軟調に推移し、値がさ株の一角が下げ幅を拡大したことも相場を押し下げた。TOPIXも反落。

セクター別では保険、銀行がしっかり。前日の米国市場で米10年債<US10YT=RR>利回りが上昇し、金融株が買われた流れを引き継いだ。半面、パルプ・紙、輸送用機器、サービスが軟調だった。

イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長は15日、下院金融サービス委員会で証言し、FRBは利上げの軌道にあるとの見方を示した。しかし、追加利上げ時期に関する新たな材料が示されなかったこともあり、東京市場で為替は1ドル113円台後半とやや円高方向に振れた。強含む円相場を背景に輸出株が売られたほか、先物主導で下げ幅を拡大し、ファーストリテイリング<9983.T>などの一部の値がさ株が下落した。

三井住友アセットマネジメント・シニアストラテジストの市川雅浩氏は「米国株は非常に堅調であり、東京市場の地合いも悪くない。円高に振れても大きく値崩れせず、底堅い。ただここから1週間強は材料不足。トランプ米大統領が28日に米議会の上下両院合同本会議で経済の基本政策を示すまでは買い上げづらい」と話す。

東証1部騰落数は、値上がり674銘柄に対し、値下がりが1172銘柄、変わらずが154銘柄だった。