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あなたの会社は大丈夫? 「タダ乗り社員」を生む職場

“緊急時フリーライダー” にならないために(2)
震災の危機対応はなぜ“現場力”に頼り切りなのか?
信頼不足・説明不足のリーダーが「今とるべき行動」

河合太介 [(株)道(タオ)代表取締役社長],渡部 幹 [モナッシュ大学マレーシア校 スクールオブビジネス ニューロビジネス分野 准教授]
【第26回】 2011年4月13日
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危機下のリーダー・シャクルトンから
震災後の日本人は何を学び取れるか?

 前回は、リーダーシップのモデルケースとして欧米で著名な南極探検家・アーネスト・シャクルトンを例に挙げ、東日本大震災後の日本人に求められる「危機下のリーダーシップ」を考察し、5番目の要素までを確認した。

 シャクルトンとはどのような人物か、また5番目の要素までどのような議論をしたのかについては、前回のコラムを参考にして欲しい。

 さて、ここは読みやすさのために再掲するが、シャクルトンの研究書籍の1つである『史上最強のリーダー シャクルトン』(マーゴ・モレル、ステファニー・キャパレル著、PHP研究所)から、危機下のリーダーシップ行動として引用・紹介させていただいたのは、以下の15ポイントである。

 1.命令よりも大事なものがある。それは隊員の生活と命の尊重。この信念が見事なほど揺るがなかった。

 2.代理を務める者への信頼感を示した。自分がいないとき、代理の者が自分と同じ水準の力を維持してくれることが重要である。

 3.グループ、そして個人の労をねぎらい、十分な評価を伝えた。心のこもった握手で感謝と喜びを表現する方法は、決して時代遅れにならない。

 4.すべての仕事が終わるまで、責任者は先頭に立って最後まで一番働き続けた。

 5.絶えず現場に足を運び、自ら範を示し、隊員との結びつきを強め、どんなささいなことでも手を貸し、自らが手伝った。

 6.行動する前にじっくり観察し、改善のために変更をおそれなかった。そして、なぜ変更するのかを説明した。決して自分の株を上げるためだけに、手を加えていなかった。

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河合太介 [(株)道(タオ)代表取締役社長]

ワトソンワイアットを経て、「人と組織のマネジメント研究所」(株)道(タオ)を設立。ベストセラーとなった『ニワトリを殺すな』をはじめ、『デビルパワー エンジェルパワー』『育ちのヒント』(共に幻冬舎)など著書多数。慶応丸の内シティーキャンパス客員ファカルティー。

渡部 幹(わたべ・もとき)
[モナッシュ大学マレーシア校 スクールオブビジネス ニューロビジネス分野 准教授]

UCLA社会学研究科Ph.Dコース修了。北海道大学助手、京都大学助教、早稲田大学准教授を経て、現職。実験ゲームや進化シミュレーションを用いて制度・文化の生成と変容を社会心理学・大脳生理学分野の視点から研究しており、それらの研究を活かして企業組織にも様々な問題提起を行なう。現在はニューロビジネスという大脳生理学と経営学の融合プロジェクトのディレクターを務めている。代表的な著書に『不機嫌な職場 なぜ社員同士で協力できないのか』(共著、講談社刊)。その他『ソフトローの基礎理論』(有斐閣刊)、『入門・政経経済学方法論』、『フリーライダー あなたの隣のただのり社員』 (共著、講談社)など多数。


あなたの会社は大丈夫? 「タダ乗り社員」を生む職場

いつになったら報われるのか――。熾烈な競争に晒されたビジネスマンは疲れ切っている。そんな彼らに強い負の感情を抱かせるのが、職場で増殖中の「タダ乗り社員」(フリーライダー)だ。タダ乗り社員が増える背景には、企業の制度やカルチャーが変化し、組織に矛盾が生じている側面もある。放っておいてはいけない。ベストセラー『不機嫌な職場』の著者陣が、タダ乗り社員の実態と彼らへの対処法を徹底解説する。

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