[東京 17日 ロイター] - 明治安田生命保険の根岸秋男社長は、17日の生命保険協会の会見で、日銀の推進しているイールドカーブ・コントロール(YCC)政策について、年限5年の金利を操作対象にすることが望ましいとの考えを示した。

根岸社長は、「どのようなイールドカーブが金融政策を効果的に発揮するうえで適切であるかは、もう少し議論があってもよいのでは」と指摘し、「操作対象は10年金利とされているが、そうでなければならない理論的根拠が必ずしもあるわけではない」と述べた。

日銀は「ゼロ%程度」の長期金利目標を掲げているが、根岸社長は年限10年をYCCの操作対象にすることで、20年や30年などの超長期ゾーンの金利変動にまで日銀が対処せざるを得ない局面があると語った。

そのうえで、「超長期の金利についてはある程度の変動をマーケットに委ねるほうが金融政策を遂行する上でのコスト・ベネフィットに見合うと考える」と述べた。

生命保険会社は長期にわたる保険契約の運用資産として年限20年などの国債に投資をしていたが、日銀の大規模緩和以降、十分な利回りが見込めないため、多くの生保では新規の買い入れを事実上停止している。

(浦中 大我)