お得意の守護霊本でも
奴隷契約をアピール

 実は、先ほどの「文春砲」の後に、お約束のようにさまざまな情報戦がおこなわれた。そのなかで、「安室さん側がライジングに謝罪文を出した」という話が流れてきたのだが、そこにも「奴隷」をうかがわせるようなエピソードがちりばめられていた。

 たとえば、「サンデー毎日」(2014年9月7日)によると、「謝罪文」のなかには、安室さんが初めて自身の契約書を確認して、5年の自動更新だという事実を知って、「涙が止まらなかった」「私はいつまで仕事をしていかなければならないのか」という心情が綴れられていたという。

 安室さんのように日本を代表するディーバとして多くのファンに夢を与えている人が、実は今も事務所から「奴隷」のようにこき使われている――。それが事実かどうかはさておき、もしこのような「風説」が広まってしまったら、「いや、俺の方がひどいぞ」なんてことを言い出すタレントも現れる。この世界のガバナンスを揺るがしかねないという大きな損失と天秤にかければ、どういう判断をすべきかは見えてくるだろう。

 かくして安室さんは干されることもなく、独立を勝ち取ることができた。そして、幸福の科学はこういう「成功事例」を意識していたのではないか。でなければ、会見で「奴隷契約」という言葉がスラッと出てくるはずはない。

 事実、幸福の科学側は、一気にたたみかけるように「奴隷契約」の訴求をおこなっている。

「月収5万円」「性的対象になるのが嫌だと言ったのにブルマや水着でDVDに出された」「人肉を食べる役を入れられた」などの清水さんの主張を広める一方で、『芸能界の「闇」に迫る』として、清水さんが名指しで批判しているレプロ・本間憲社長の守護霊インタビュー本を出版、さらに、21日には清水さんと同じく「奴隷契約」で苦しんでいた仲間という位置付けで、能年玲奈さんの守護霊メッセージ本「能年玲奈の告白」まで出版した。