[ロンドン 27日 ロイター] - 日産自動車<7201.T>は27日、ロンドンの公道上で自動運転車の走行試験を始めた。日産が欧州で自動運転車を走らせるのはこれが初めて。

電気自動車「リーフ」の改造車を使用し、速度は最大で時速50マイル(80キロ)。小さな通りからスタートし、複数車線の主要幹線を走行した。当初はロンドン東部のロンドン・シティ空港やエクセル・センター周辺でシステムをテストする。

自動運転車の市場は2025年までに世界で9000億ポンド(1兆1000億ドル)規模に拡大することが期待されており、英国はその一部を取り込もうとメーカーに秋波を送ってきた経緯がある。

日産幹部はロイターに対し、自動運転車の試験に対する英国の柔軟姿勢が、欧州での初の試験実施場所としてロンドンを選択する要因になったと説明した。

日産は試験に先立ち、ロンドンの運輸規制当局や警察当局と連絡を取り、詳細な通行ルートやどのような規則に従い実施するのかといった点を説明。当局側からは事故があった際に情報共有できるよう、すべての記録を保管しておくよう求められたという。

日産はこれまで東京と米シリコンバレーとで自動運転仕様のリーフの試験を実施しており、ロンドンの後は速やかに欧州の他都市でも試験したい考え。日産幹部はオランダ国内やパリを検討中だと話した。