ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
金融市場異論百出

財政再建に取り組む英国が注目する日本の復興と債務

加藤 出 [東短リサーチ取締役]
2011年4月20日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage

 東日本大震災発生から1ヵ月となった4月11日は、英国の新聞、テレビも日本の状況を大きく報じていた。街中では高校生が「日本を救おう」と書いたバケツを持って募金を行っていた。大手CD販売店に行くと、コンピレーションアルバムのチャート1位は「SONGS FOR JAPAN」だった。電力・ガス供給会社のEDFエナジー本社近くでは、原発反対者が「ノーモア・フクシマ」と書かれた垂れ幕を道路に広げ、交通を遮るというハプニングがあった。

 とはいえ、ここ1週間の報道を振り返ると、リビア関連のニュースが最も多かった。ウィリアム王子の結婚の記事も多いが、目立つのが大手銀行への批判記事である。

 ロイズ銀行は、経営トップにポルトガル人のアントニオ・ホルタオソリオ氏を起用したが、話題になったのはその厚遇だ。業績を向上させれば、1300万ポンド以上の報酬が約束されている。同行は、金融危機後の救済で、株式の41%を納税者が保有させられている。そのため、納得がいかない市民が多い。

1
nextpage
関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事

加藤 出 [東短リサーチ取締役]

東短リサーチ取締役チーフエコノミスト。1988年4月東京短資(株)入社。金融先物、CD、CP、コールなど短期市場のブローカーとエコノミストを 2001年まで兼務。2002年2月より現職。 2002年に米国ニューヨークの大和総研アメリカ、ライトソンICAP(Fedウォッチ・シンクタンク)にて客員研究員。マネーマーケットの現場の視点から各国の金融政策を分析している。2007~2008年度、東京理科大学経営学部非常勤講師。2009年度中央大学商学部兼任講師。著書に「日銀は死んだのか?」(日本経済新聞社、2001年)、「新東京マネーマーケット」(有斐閣、共著、2002年)、「メジャーリーグとだだちゃ豆で読み解く金融市場」(ダイヤモンド社、2004年)、「バーナンキのFRB」(ダイヤモンド社、共著、2006年)。


金融市場異論百出

株、為替のように金融市場が大きく動くことは多くないが、金利の動向は重要だ。日本を代表する日銀ウォッチャーが金融政策の動向を分析、金融政策の動向を予測する。

「金融市場異論百出」

⇒バックナンバー一覧