[北京 28日 ロイター] - 中国は2017年のマネーサプライM2の増加率を、昨年の目標を若干下回る12%前後とする計画だ。政策関係筋が明らかにした。成長路線を維持しつつ、債務拡大のリスクを低下させようとする試みとみられる。

中国人民銀行(中央銀行)は新しい「将来に備えた中立的な」政策のもと、急激な信用拡大を抑制するため緩やかな引き締めバイアスを適用している。ただ、経済成長を阻害しないよう留意もしている。

関係筋によるとM2の増加目標は、次の年の経済および改革計画を策定する中央経済工作会議で指導者らにより昨年12月に承認された。政府に助言を行っている関係者は「昨年の高水準を維持する必要はない」と言明。「マネーサプライは、成長を支援するためには11%増で十分だが、レバレッジ解消の過程におけるリスクを考慮すれば、もう少し必要かもしれない」と述べた。

政府の報道対応部門である国務院新聞弁公室からのコメントは得られていない。

2016年、マネーサプライの増加目標は13%前後だったが、最終的には11.3%増にとどまった。人民元<CNY=CFXS>下支えのため、人民銀が元買い介入を実施し、元の流動性が実質的に低下したためだ。

だが、人民銀は中期貸出ファシリティー(MLF)と常設貸出ファシリティー(SLF)を通じて、介入で吸収した分以上の資金供給を行った。供給額は過去最高の12兆6500億元(1兆8400億ドル)に達した。

昨年のM2の目標は、政府が経済成長目標の達成に重点を置いていることを示している。ただ幹部は今年、金融リスクや資産バブル対策へ軸足を移すことを表明した。

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