[ブリュッセル/フランクフルト 2日 ロイター] - 欧州連合(EU)統計局が2日発表した2月のユーロ圏消費者物価指数(CPI)速報値は前年同月比2.0%上昇し、2013年初め以来、4年ぶりの高水準を記録した。

2%をやや下回る水準という欧州中央銀行(ECB)の中期目標も上回り、ECBに超緩和的金融政策をいつどのように縮小していくかの検討を迫る圧力が強まりそうだ。

前年比上昇率はエネルギー価格の急伸が寄与して1月の1.8%から加速。市場予想とは一致した。

また、CPIより早く反応する先行指標のユーロ圏生産者物価指数は1月に前年比3.5%急伸した。12月は同1.6%だった。

ただ、ECBは来週の理事会では緩和策の縮小に抵抗する可能性が強い。フランスやドイツ、オランダなどでの選挙を巡る不透明感もあり、原油価格主導によるインフレ率の上昇は一時的で、成長はぜい弱と主張する見込みだ。

変動の激しい食品とエネルギーを除く2月のコアインフレ率も1月と同じ前年比0.9%の上昇にとどまり、いったん原油高に歯止めがかかれば、再びECBの目標を下回る可能性を示唆している。