[ワシントン 2日 ロイター] - 米国務省のブラウンフィールド次官補(麻薬犯罪取締担当)は2日、麻薬流入を防ぐには、メキシコとの協力が重要と強調した。2017年「国際麻薬統制戦略報告書」の発表に合わせた記者会見で語った。

ブラウンフィールド氏によると、米国で現在消費されているヘロインの90%以上、強力な鎮痛剤フェンタニルの大半はメキシコから流入しているとみられる。

情報共有などメキシコとの協力により、米国は10─20年前と比べて麻薬問題に上手く対応していると説明。メキシコとの協力は「歴史的に高いレベル」にあるとし、「実際に物質的な壁を建設しなくても、法執行機関における協力という形で壁をこれまで築いてきた」と語った。

壁の建設でメキシコからの麻薬流入を防止できるのかとの質問には、トランプ大統領が自身の意向を明確に示しているとした上で、「私たちは、メキシコ当局と協力して対処する」と述べ、直接の回答を避けた。