[ニューヨーク 3日 ロイター] - 米国株式市場は、米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長が今月の会合で利上げを決定する可能性があることを示したこと受け、金融株に買いが入ったものの不動産株などが売られ、ほぼ横ばいで終了した。

イエレン議長はシカゴで行った講演で、雇用をめぐる指標とインフレが力強さを維持すればFRBは今月の会合で利上げを決定すると発言。市場関係者の間で今月14─15日の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ決定はほぼ確実になったとの見方が出ているほか、トムソン・ロイターのデータによると、イエレン議長の講演を受け市場が織り込むFRBが3月会合で利上げを決定する確率は約85%と、週初の30%近辺から大きく上昇した。

金利上昇により恩恵を受ける金融株に買いが入り、金融株<.SPSY>は0.4%上昇。一方、不動産株<.SPLRCR>は0.4%下落した。

ウェルズ・ファーゴ・ファンズ・マネジメントの首席ポートフォリオストラテジスト、ブライアン・ジェイコブソン氏は、「力強く成長している時は株式相場は利上げがあっても対応できる」とし、来週10日に発表される2月の雇用統計により利上げ観測が影響を受ける公算は小さいとしている。

週足ではダウは0.9%、S&P500は0.7%、ナスダックは0.4%、それぞれ上昇。S&P500とナスダックは6週連続での上昇となった。

個別銘柄では、会員制倉庫型ストアのコストコ・ホールセール<COST.O>が4.3%安。第2・四半期(2月12日まで)の売上高と利益が市場予想を下回ったことが嫌気された。

前日にニューヨーク証券取引所に上場したメッセージングサービス「スナップチャット」を運営する米スナップ<SNAP.N>は10.7%高。ケーブルテレビ・高速インターネット最大手コムキャスト<CMCSA.O>傘下のNBCユニバーサルがスナップに5億ドルを投資したことが分かったことが買いを誘った。

百貨店メーシーズ<M.N>は4.4%安。同社の買収に向け動いているカナダの同業、ハドソンズ・ベイ<HBC.TO>の買収資金の調達が難航していることが関係筋の話で明らかになったことが嫌気された。

騰落銘柄数は、ニューヨーク証券取引所では上げ銘柄が下げ銘柄を上回り、比率は1.05対1だった。ナスダックも1.03対1で下げが上げを上回った。

米取引所の合算出来高は約67億株で、直近20営業日の平均である69億株を下回った。

 終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 21005.71 +2.74 +0.01 21008.75 21039.96 20953.86 <.DJI>

 前営業日終値 21002.97

ナスダック総合 5870.75 +9.53 +0.16 5854.27 5870.75 5841.47 <.IXIC>

 前営業日終値 5861.22

S&P総合500種 2383.12 +1.20 +0.05 2380.92 2383.89 2375.39 <.SPX>

 前営業日終値 2381.92

ダウ輸送株20種 9491.61 +52.14 +0.55 <.DJT>

ダウ公共株15種 698.50 -2.62 -0.37 <.DJU>

フィラデルフィア半導体 973.97 -0.36 -0.04 <.SOX>

VIX指数 10.96 -0.85 -7.20 <.VIX>

S&P一般消費財 691.63 -1.47 -0.21 <.SPLRCD>

S&P素材 330.17 -0.42 -0.13 <.SPLRCM>

S&P工業 568.13 +0.42 +0.07 <.SPLRCI>

S&P主要消費財 565.64 -2.20 -0.39 <.SPLRCS>

S&P金融 413.42 +1.62 +0.39 <.SPSY>

S&P不動産 196.43 -0.78 -0.40 <.SPLRCREC>

S&Pエネルギー 523.98 -1.92 -0.36 <.SPNY>

S&Pヘルスケア 875.04 +3.44 +0.39 <.SPXHC>

S&P電気通信サービス 170.67 +0.03 +0.02 <.SPLRCL>

S&P情報技術 892.74 +1.68 +0.19 <.SPLRCT>

S&P公益事業 260.03 -0.91 -0.35 <.SPLRCU>

NYSE出来高 8.25億株 <.AD.N>

シカゴ日経先物3月限 ドル建て 19470 0 大阪比 <0#NK:>

シカゴ日経先物3月限 円建て 19460 - 10 大阪比 <0#NIY:>