[パリ 5日 ロイター] - フランス大統領選の中道・右派の統一候補、フィヨン元首相は5日、パリ中心部で政治集会を開き、支持者に対して勝利を目指す姿勢を強調した。ただ、妻の不正給与疑惑を巡り支持率は低迷しており、支持母体の共和党は、重鎮が候補者の変更を求めるなど足並みが乱れている。

同氏はこの日、テレビ局フランス2で撤退の可能性について聞かれ、「答えはノーだ」と言明。「そうする理由はない」とした。ただ、話し合いには応じる考えも示した。

最新世論調査によると、4月23日の第1回投票では中道系独立候補のマクロン前経済相が首位、極右政党・国民戦線(FN)のルペン党首が2位となり、フィヨン氏は敗退するとの見通しが示された。

最有力候補と評されたこともあるフィヨン氏だが、議員秘書として妻が不正に給与を受給したとされる疑惑で支持率が急降下。フィヨン氏は不正行為を否定している。

一方、大統領選の候補者を正式に擁立する締め切りが今月17日に迫るなか、共和党の指導部は6日午後に会合を開き、対応を協議する見通し。フィヨン氏も出席を表明している。

保守系の重鎮政治家、クリスチャン・エストロジ氏は、自身を含む3人の地方政府トップが6日にフィヨン氏と面会し解決策を模索すると明らかにしたうえで、フィヨン氏の代わりとしてジュペ元首相が最も適任との見方を示した。

ジュペ氏はツイッターで、6日午前に報道機関向けに声明を出すと述べた。これまでジュペ氏はフィヨン氏の意向に背いて出馬することはないとしていた。