[アテネ 4日 ロイター] - ギリシャ中央銀行のストゥルナラス総裁は4日、同国経済の潜在成長力を押し上げるため、国際債権団は2021年以降のギリシャの財政目標を緩和すべきとの考えを示した。

現行では、基礎的財政収支の黒字額を2021年以降は対国内総生産(GDP)比3.5%とすることを目指しているが、ストゥルナラス総裁はこの目標を2%に引き下げるべきだとした。

総裁は「(国際債権団との間で)合意済みの構造改革を実行すると同時に、基礎的財政収支の黒字目標を緩和すれば、段階的な税率引き下げに必要な条件が整い、経済成長を押し上げる効果が期待できる」と述べた。

その上で、そうなればギリシャは増税から歳出へと政策の軸足を移すことが可能になるとの見方を示した。ギリシャでは2010年以降、増税が財政改革の柱となってきたが、増税は成長を抑制するほか脱税や雇用の申告漏れを促す側面もある。