[ハバナ 5日 ロイター] - キューバのラウル・カストロ国家評議会議長は5日、ベネズエラで行われた左派指導者のサミットで演説し、トランプ米大統領の移民や貿易などの政策を非難した。国営テレビが演説を放映した。

トランプ氏が大統領に就任して以来、カストロ氏が批判的な発言をしたのは今回が初めて。カストロ氏は、トランプ氏の貿易政策を「傲慢」、メキシコとの国境に壁を築くとする計画を「理不尽」と称した。

カストロ氏は、米政府の「傲慢な政策により、私たちの外国貿易の競争力が影響を受ける恐れがある」と指摘。移民は、不公平な国際経済システムによって生じた不平等や貧困の拡大に原因があるとし、「貧困や移民に壁ではなく、協力や理解、平和」で対処すべきだと語った。

トランプ氏は大統領就任前、キューバが米国と「より良い取引」をしない限り、キューバとの関係改善を「終わらせる」と公言。ホワイトハウスは先月、トランプ政権が対キューバ政策の全面的な見直しを行っていると明らかにした。