[北京 6日 ロイター] - 2017年の中国国防費は前年比7%増の1兆0440億元(1514億3000万ドル)になることが分かった。中国財務省当局者の話として、新華社が6日報じた。

全国人民代表大会(全人代)の傅瑩報道官は4日、国防費が前年より7%程度増えると述べていた。これは国民総生産(GDP)比で約1.3%で、ここ数年と同水準。

しかし、5日の全人代で発表された予算報告には、国防費の数字が盛り込まれず、中国の国防支出の透明性を巡り疑問が生じていた。

中国の経済成長が鈍化する中、国防費の伸びはここ10年余りで最低水準となった。

昨年の伸びは過去6年間で最低の7.6%で、2010年以来初めて1桁台にとどまった。

財務省当局者は国防費が「主として国防の深化と軍の改革の支援に充てられる」と述べたが、詳細には言及しなかった。

中国は国防支出の透明性を強調してきており、予算報告になぜ盛り込まれなかったかは明らかでない。

国務院研究室の黄守宏主任は5日、記者団に対し「秘密は何もない」と語った。

中国の国防支出は7%増加したとしても米国防予算の約4分の1にすぎないが、専門家の多くは実際の支出が公式の数値を上回っているとみている。

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