[ボルドー/パリ 6日 ロイター] - 仏共和党(中道右派)は6日、幹部会議を開き、大統領選候補としてフィヨン元首相を支持していく方針を決めた。

フィヨン氏をめぐっては、家族への不正給与疑惑が浮上して支持率が大幅に低下。党内では、ジュペ元首相を代わりの候補として擁立する動きが出ていた。ただ、ジュペ氏は6日、大統領選には出馬しないと表明した。

ジュペ氏が出馬しない意向を示した数時間後、共和党幹部は緊急会合でフィヨン氏支持を全会一致で決定した。会議後に党幹部は、共和党はフィヨン氏支持で団結しているとし、フィヨン氏の選挙キャンペーンを再び始めると明らかにした。

ジュペ氏は「大統領候補とはならないことを確認する」とし、共和党を団結させることが以前にも増して困難なことや、有権者は新しい顔を欲していることを理由として挙げた。さらに、フィヨン候補の選挙戦については「無駄なことだ」と批判した。

先週末の世論調査結果によると、ジュペ氏がフィヨン氏に代わって出馬した場合、ジュペ氏が第1回投票で首位と、中道系独立候補のマクロン前経済相が2位につけ、極右政党・国民戦線(FN)のルペン党首が敗退に追い込まれる見通しが示された。

ジュペ氏が出馬しない意向を示したことを受けて、ルペン候補勝利の可能性が高まったとの見方を背景に、6日の外為・金融市場ではユーロ<EUR=>がドルに対して下落、フランス国債利回りはやや上昇した。

10年国債の仏独利回り<FR10YT=TWEB><DE10YT=TWEB>格差は64ベーシスポイント(bp)近くに拡大した。3日は1カ月ぶり低水準の約58bpだった。

市場関係者の1人は、ユーロ圏離脱の意向をほのめかすルペン氏が勝利すれば、ユーロに多大な影響が及ぶ可能性をだれもが恐れていると話した。

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