[ワシントン 6日 ロイター] - 米国土安全保障省のケリー長官は6日、これまでの方針を転換し、メキシコから不法入国した女性と子供を別々に収監する案をケリー氏が検討しているとするロイターの3日付の報道を確認した。危険な旅を思いとどまらせるのが目的だという。

同氏の案は、親を収監している間、保健社会福祉省が子供たちの世話をするというもの。ケリー氏は、CNNのインタビューで、私たちには保護者のいない未成年者を扱う豊富な経験がある」とし、子供たちは「十分にケアされる」と語った。

また、「中米からメキシコを経て米国に入国する、この非常に危険な旅を思いとどまらせるためなら何でもする」と強調。社会福祉団体から聞いた話として、中米から米国を目指す女性の90%が性的虐待の被害に遭っていると述べた。

政府当局者によると、政策変更により、国外追放に抗議したり難民申請をしている親を政府が収監できるようになる。子供たちは、米国にいる親族や国が支援する後見人に引き渡されるまで「最小限の制限下」に置かれることになるという。

現在、こうした家族は一般的に拘束を速やかに解かれ、難民申請などに関する決定が下されるまで米国に滞在することが許可される。米連邦控訴裁判所は子供の拘束延長を禁じる判決を下している。

2016年10月1日から2017年1月31日の期間には、前年同期比の2倍以上となる約5万4000人の子どもとその保護者が不法入国し身柄を拘束されている。