[8日 ロイター] - <為替> 2月米ADP民間雇用者数の伸びが市場予想を大きく上回り、月内の米利上げ観測が高まったことを受け、ドル指数<.DXY>は5取引日ぶりの高値をつけ、ドルは対円で約1カ月ぶりの高値をわずかに下回って推移した。

<ロンドン株式市場> ほぼ横ばいで取引を終えた。英国の予算案は大方予想通りの内容だったが、インフラ投資拡大に改めて触れたことから、建設株が小幅に値上がりした。

英政府は昨年11月、今後5年間で鉄道や通信、住宅などのインフラに230億ポンドを投資すると公約。ハモンド財務相は8日の予算発表で今年の成長率見通しを上方改定するとともに、インフラ支出を増やす計画を再び確約した。

FTSE350建設・資材株指数<.FTNMX2350>は0.32%上昇した。個別銘柄では、建設・エンジニアリングのコステイン・グループ<COSG.L>が過去最高値をつけた。

<欧州株式市場> 小幅反発で取引を終えた。決算が好調だった銘柄が買われ、相場を下支えした。

ドイツのスポーツ用品大手アディダス<ADSGn.DE>は9.4%値上がりし、過去最高値をつけた。2016年の売り上げが12.5%増だったほか、売上高と利益の目標を引き上げた。

世界最大のセキュリティー会社である英国のG4S<GFS.L>は8.0%高。16年の通期決算は、財務レバレッジ比率が下がったことや、4年ぶりに売上高が増加したことが好感された。

衛星運営会社の英インマルサット<ISA.L>は8.5%高。利益が9.5%増えたことが買い材料視された。

<ユーロ圏債券> 国債利回りが急上昇した。米国の雇用関連の指標が堅調だったことで連邦準備理事会(FRB)が来週の会合で利上げに踏み切るとの観測が一段と高まったことが背景。

企業向け給与計算サービスのオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)とムーディーズ・アナリティクスが発表した2月の全米雇用報告によると、民間部門雇用者数は29万8000人増と、市場予想の19万人増を大幅に上回った。

トムソン・ロイターのデータによると、先物市場が織り込む14─15日の連邦公開市場委員会(FOMC)で25ベーシスポイント(bp)の利上げが決定される確率は85%となっている。

こうしたなかユーロ圏では国債利回りが総じて上昇。スペイン10年債<ES10YT=TWEB>利回りは10bp上昇の1.83%と、昨年6月以来の高水準を付けた。その他のユーロ圏国債利回りは5─9bp上昇。