[東京 9日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比29円07銭高の1万9283円10銭となり、5日ぶりの反発となった。外為市場でドル/円<JPY=>は114円台を付けるなど円安が進行。主力輸出関連株に買い戻しの動きが広がったものの、次第に小口の利益確定売りに押される展開となった。

TOPIXも反発。業種別では鉱業が下落率トップ。半面、ゴム製品、精密機器、海運が堅調だった。午前の東証1部売買代金は8738億円にとどまり、商いは低調。2016年4─12月期決算の発表に向けた社内調整が難航していると一部で報じられた東芝<6502.T>は6%超安で午前の取引を終了した。

2月のADP全米雇用報告は市場予想を大きく上回ったが、原油相場は急落。海外市場や14─15日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を見極めたいとの心理が働いた。「基本的にはイベント待ちの局面。米利上げペースの加速とドル高進行を見越して買い向かうことも難しい」(SMBC日興証券・投資情報部部長の太田千尋氏)との声が出ていた。

東証1部騰落数は、値上がり1145銘柄に対し、値下がりが661銘柄、変わらずが195銘柄だった。