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3分間ドラッカー 「経営学の巨人」の名言・至言

仕事の質が変われば人間そのものが変わる
卓越性を追求せよ

上田惇生
【第240回】 2011年5月9日
著者・コラム紹介バックナンバー
ダイヤモンド社刊
1680円(税込)

 「成果をあげる人とあげない人の差は才能ではない。いくつかの習慣的な姿勢と、基礎的な方法を身につけているかどうかの問題である。しかし、組織というものが最近の発明であるために、人はまだこれらのことに優れるに至っていない」(『プロフェッショナルの原点』)

 ドラッカーは、成果を上げることは修得できるし、修得しなければならないという。それどころか、一流のプロフェッショナルとなることさえ簡単だという。

 自らの強みを知り、得意な方法を知り、自らにとって価値あるものを知ればよい。これに加えて、成果を上げるための原則を知ればよい。何に貢献すべきかを明らかにし、何に集中すべきかを定め、目線を上げればよい。あっという間に、町一番、県一番、国一番になれるだろう。

 つまりは、いくつかの習慣的な姿勢と、基礎的な方法を身につければよい。ありがたいことに、そのようにして卓越性を追求するとき、仕事の質が一変するだけでなく、自分という人間が大きく成長する。ドラッカーは、それら身につけるべき姿勢と取るべき行動を、切れ味鋭い警句によって教える。それらの警句を集めた最後の著作、遺著とも言うべきものが『プロフェッショナルの原点』だった。

 「自らの成長のために最も優先すべきは、卓越性の追求である。そこから充実と自信が生まれる。能力は、仕事の質を変えるだけでなく人間そのものを変えるがゆえに、重大な意味をもつ」(『プロフェッショナルの原点』)

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上田惇生(うえだ・あつお) 

 

ものつくり大学名誉教授、立命館大学客員教授。1938年生まれ。61年サウスジョージア大学経営学科留学、64年慶應義塾大学経済学部卒。経団連、経済広報センター、ものつくり大学を経て、現職。 ドラッカー教授の主要作品のすべてを翻訳、著書に『ドラッカー入門』『ドラッカー 時代を超える言葉』がある。ドラッカー自身からもっとも親しい友人、日本での分身とされてきた。ドラッカー学会(http://drucker-ws.org)初代代表(2005-2011)、現在学術顧問(2012-)。

 


3分間ドラッカー 「経営学の巨人」の名言・至言

マネジメントの父と称されたドラッカーの残した膨大な著作。世界最高の経営学者であったドラッカーの著作群の中から、そのエッセンスを紹介する。

「3分間ドラッカー 「経営学の巨人」の名言・至言」

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