[ワシントン 9日 ロイター] - 米国で8日夜、少なくとも10州で通信大手AT&Tの無線通信から緊急通報番号「911」につながらなかった問題について、米連邦通信委員会(FCC)は9日、調査する方針を発表した。今回の障害について関係筋は、ソフトウエアの問題によるものだと分析している。

FCCのアジット・パイ委員長は声明で「911への連絡はすべてつながらなければならない」と言明。「今回の問題の原因を追究するよう職員に指示した」と述べた。委員長は、AT&Tのランドール・スティーブンソン最高経営責任者(CEO)とも話したという。

AT&Tの広報担当者は、911に関する義務を重く受け止めているとし、「再発防止に努め、さらなる情報をFCCと共有していく」と述べた。

米国では2014年4月にも、複数の通信業者が提供する回線から緊急通報番号につながらない問題が発生。ドメスティックバイオレンス(DV)、暴力、自動車事故、心臓発作、薬物乱用など6600件の通報が接続不能となった。FCCによると、原因はコロラドにある通話管理センターのソフトウエアの不具合だったという。