[ブリュッセル 10日 ロイター] - 英国を除く欧州連合(EU)27カ国は10日、ブリュッセルで首脳会合を開いた。

英国のEU離脱(ブレグジット)やEU懐疑派の台頭に直面するなか、EU統合のあり方をめぐり議論。25日に開催するローマ条約の調印60周年を祝う首脳会議で採択する宣言について、大枠合意した。

ドイツやフランスは、防衛や経済などの分野で一部の加盟国が統合を先行して進める「統合速度の多様化」が望ましいとの立場を示している。これに対し、ポーランドなどの国々は統合速度が多様化すれば欧州が分断される恐れがあるとして慎重な姿勢を崩していない。

複数の外交筋によると、ポーランドを含む東欧諸国は、宣言に統合速度の多様化が盛り込まれることには前向きで、すべての国への対等な扱いが担保されることでバランスが保たれるとしている。

EU首脳は9日、5月末で任期が切れるトゥスクEU大統領の再選を決定。ただ出身国ポーランドが反対し、多数決で決まった。