[ 14日 ロイター] - <為替> 主要6通貨に対するドル指数が安値圏から持ち直し、おおむね横ばいとなった。市場では、追加利上げの可能性が濃厚とみられる14─15日の連邦公開市場委員会(FOMC)に注目が集まった。

ドル指数<.DXY>は午後になってやや強含み101.33をつけた。これに先立つ取引では2週間ぶり安値水準である101.01まで下げる場面もあった。

10日発表の米雇用統計が労働市場の順調な改善を示したことで連邦準備理事会(FRB)の利上げ観測は強まっており、市場が織り込む3月利上げの可能性は90%近くに上った。利上げは、米国資産の魅力を高めるため、ドル高要因となる。

FXTMのリサーチアナリスト、ルクマン・オツヌガ氏は「先週の米雇用統計(の堅調さ)を受け、利上げ観測が強まった。FOMC参加メンバーの経済見通しが強気な見方を示し、年内の一段の金利引き上げを示唆するなら、ドル(指数)は短・中期的に102.00を超えてくる可能性がある」と指摘した。

<債券> 14─15日の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げが決まるとの見方が広がり、国債利回りがやや上昇した。

FRBが示す新たな経済見通しで、金融引き締めペースが加速する兆しへの警戒感が意識され、週内に社債発行が相次ぐことも、利回り押し上げ要因との指摘が聞かれる。

CMEグループのフェドウォッチによると、金利先物市場が織り込む今週の0.25%ポイント利上げ確率は95.2%と、10日の88.6%から上昇した。

終盤までの取引で、30年債<US30YT=RR>が18/32安、利回りは3.201%と、約3カ月ぶりの高水準を記録した。

10年債<US10YT=RR>が9/32安、利回りは2.615%と10日終盤(2.582%)から上昇した。

連邦準備理事会(FRB)の政策に最も影響を受けやすいとされる、2年債利回り<US2YT=RR>は約2ベーシスポイント(bp)上昇した。

市場関係者らによると、FOMC声明発表待ちとなりこの日の商いは薄かった。

<株式> 横ばい圏で取引を終えた。連邦公開市場委員会(FOMC)を前に様子見気分が強く、商いは薄かった。

投資家の関心は14─15日に開かれるFOMCに集まっており、市場が見込む0.25%利上げの確率は94%に達した。

S&P総合500種指数は狭い値幅でプラス圏とマイナス圏を行き来し、投資家の不安心理の度合いを示すVIX指数は1週間強ぶりの水準に下がった。

ウィンドハム・ファイナンシャル・サービシズのチーフ・インベストメント・ストラテジスト、ポール・メンデルソーン氏は「投資判断はひとえに15日のFOMCの決定にかかっている」と述べた。

個別銘柄では、運転支援ソフトのモービルアイ<MBLY.N>が28.2%急伸。インテル<INTC.O>が153億ドルでの買収に合意したとの報道で買われた。インテルは2.1%下げた。

半導体のエヌビディア<NVDA.O>が2.8%、動車部品のデルファイ・オートモーティブ<DLPH.N>が4.0%上昇するなど、他の自動運転車関連銘柄も買いを集めた。

クラウドサービスのシトリックス・システムズ<CTXS.O>は6.8%上昇。投資銀行と契約を結んで身売りを検討しているとの報道が材料視された。

カジノ運営のウィン・リゾーツ<WYNN.O>は4.8%高。モルガン・スタンレーが「買い」推奨を継続したことが好感された。

<金先物> 安値拾いの買いなどが入って小反発し、中心限月4月物の清算値は前週末比1.70ドル(0.14%)高の1オンス=1203.10ドルとなった。上伸は10営業日ぶり。

<米原油先物> 世界的な供給過剰懸念に引き続き圧迫され、6営業日続落した。米国産標準油種WTIの中心限月4月物の清算値は前週末比0.09ドル(0.19%)安の1バレル=48.40ドルとなった。これは中心限月ベースで昨年11月29日(45.23ドル)以来約3カ月半ぶりの安値。5月物の清算値は0.09ドル安の48.94ドルだった。