[東京 14日 ロイター] - 日産自動車<7201.T>は14日、傘下に収めた三菱自動車<7211.T>の執行役員に新たに4人が就任する人事を発表した。4月1日付。三菱自の執行役員の4分の1が日産出身者となり、両社の連携による相乗効果の創出加速を目指す。一方、デザイン担当の中村史郎専務執行役員などが3月末で退任する。

現在はダットサン事業を担当するヴァンサン・コベ常務執行役員が三菱自の商品戦略本部長に就く。コベ氏のほか、製品開発部門の藤本直也常務執行役員、欧州日産の専務執行役員を務めるギョーム・カルティエ氏の3人が三菱自の常務執行役員に就任。辻谷隆英理事がアライアンス購買担当として三菱自の執行役員に就く。

この結果、三菱自の執行役員27人のうち日産出身が7人となり、日産は開発、商品戦略、販売、人事、購買など主要部門に役員を送り込むことになる。

これとは別に、両社間の人材交流として開発、購買、生産、営業など複数部門に「お互い10人ずつ出して、相手の良いところをより吸収していく」(三菱自の益子修社長)という。

中村氏は、いすゞ自動車出身。日産再建のため仏ルノー<RENA.PA>からカルロス・ゴーン氏が最高執行責任者(COO)として派遣された1999年、中村氏はヘッドハンティングされて日産へ移籍。2000年にデザイン本部長に就任し、長年にわたって日産車のデザインを統括してきた。アルフォンソ・アルベイザ常務が専務に昇格して後任に就く。

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(白木真紀 取材協力:田実直美)