[シドニー 16日 ロイター] - 豪連邦統計局が発表した2月の雇用統計は、失業率が13カ月ぶり高水準となり、就業者数も予想外に減少した。今後の賃金やインフレ動向次第では、オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)が追加利下げを検討する可能性がある。

失業率は5.9%。市場予想は前月から横ばいの5.7%だった。

2月の就業者数は、前月比6400人減少し、市場予想(1万6000人増)に反してマイナスとなった。就業者数はフルタイムが2万7100人増加したのに対し、パートタイムが3万3500人減少した。

昨年2月以降、パートタイム従業員が12万7800人増加したのに対して、フルタイム従業員は2万3100人減少しており、引き続き経済に緩みがみられる。

キャピタル・エコノミクスの首席エコノミスト、ポール・デール氏は「この状況を踏まえると、予見できる将来において労働市場でインフレ圧力が高まる可能性は低い」とし「失業率が大幅に上昇すれば、中銀に追加利下げを促す十分な理由になる」と説明した。

ここ1年、失業率は5.6─5.8%で推移。ただ、仕事量を増やしたいのに十分な仕事がない人の水準は過去最高近辺に高止まりしている。

*内容を追加し、写真をつけました。