[ニューヨーク 16日 ロイター] - 16日の米国株式市場はダウ工業株30種とS&P総合500種の両指数が反落して取引を終えた。今年に入り堅調に推移してきたヘルスケア関連銘柄に利益確定の売りが出て両指数を圧迫した。一方でナスダック総合指数は過去最高値を更新したアップル<AAPL.O>に下支えされ、小幅続伸となった。

トランプ米大統領の来年度予算案では、ヘルスケア関連企業が負担する規制コストを増やすとともに、医療の研究開発に対する連邦政府の支出を削減する方針が示された。予算案は実現するには程遠い段階にあるが、トレーダーに売り手掛かりを与える格好になり、S&Pヘルスケア株指数<.SPXHC>は0.9%低下した。

米国債利回りの上昇を受けてS&P金融株指数<.SPSY>は反発したが、S&P公益株指数<.SPLRCU>は軟調となった。

ウェルズ・ファーゴ・ファンズ・マネジメントのチーフ・ポートフォリオ・ストラテジスト、ブライアン・ジェイコブセン氏は「ヘルスケア株は年初来で極めて堅調に推移してきため、この日は一服したにすぎない」と指摘。医薬品や医療機器の承認プロセスを加速するトランプ大統領の方針はヘルスケア株に追い風となっているが、食品医薬品局(FDA)の予算を削減する大統領の提案により、迅速な承認が困難になる恐れがあると説明した。

個別銘柄ではバイオ医薬品のバイオジェン<BIIB.O>が4.7%下落。同社株の投資判断を証券会社2社が引き下げたことが響いた。

ソフトウエアのオラクル<ORCL.N>は四半期利益が市場予想を上回ったことを受けて買われ、株価は一時、46.99ドルと過去最高値を更新、終値は6.2%高だった。

食肉加工大手タイソン・フーズ<TSN.N>は1.7%安。同社に鶏肉を供給する養鶏所で鳥インフルエンザ感染が確認されたとの報道を嫌気して売られた。

騰落銘柄数は、ニューヨーク証券取引所では上げ銘柄が下げ銘柄を上回り、比率は1.29対1だった。ナスダックも1.49対1で上げ銘柄が下げ銘柄を上回った。米取引所の合算出来高は約66億株で、直近20営業日の平均である69億6000万株を下回った。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 20934.55 -15.55 -0.07 20969.27 21000.11 20893.50 <.DJI>

前営業日終値 20950.10

ナスダック総合 5900.76 +0.71 +0.01 5907.86 5911.48 5887.24 <.IXIC>

前営業日終値 5900.05

S&P総合500種 2381.38 -3.88 -0.16 2387.71 2388.10 2377.18 <.SPX>

前営業日終値 2385.26

ダウ輸送株20種 9181.08 -48.24 -0.52 <.DJT>

ダウ公共株15種 693.01 -8.83 -1.26 <.DJU>

フィラデルフィア半導体 1002.81 -1.84 -0.18 <.SOX>

VIX指数 11.21 -0.42 -3.61 <.VIX>

S&P一般消費財 695.19 +0.34 +0.05 <.SPLRCD>

S&P素材 327.72 -2.08 -0.63 <.SPLRCM>

S&P工業 562.15 -2.05 -0.36 <.SPLRCI>

S&P主要消費財 567.46 +0.27 +0.05 <.SPLRCS>

S&P金融 411.20 +1.29 +0.31 <.SPSY>

S&P不動産 192.15 -0.56 -0.29 <.SPLRCREC>

S&Pエネルギー 512.24 -2.99 -0.58 <.SPNY>

S&Pヘルスケア 874.58 -7.92 -0.90 <.SPXHC>

S&P電気通信サービス 171.36 -0.55 -0.32 <.SPLRCL>

S&P情報技術 903.80 +2.09 +0.23 <.SPLRCT>

S&P公益事業 258.75 -2.84 -1.09 <.SPLRCU>

NYSE出来高 8.04億株 <.AD.N>

シカゴ日経先物6月限 ドル建て 19405 - 35 大阪比 <0#NK:>

シカゴ日経先物6月限 円建て 19340 - 100 大阪比 <0#NIY:>

*内容を追加しました。