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街歩きがもっと面白くなる!東京23区の商店街―データでわかるパワーと魅力

渋谷区の商店街――ギャルが舞い踊る文化の中心地を支え続けた「等身大の街づくり」

池田利道 [一般社団法人東京23区研究所 所長],小口達也 [一般社団法人東京23区研究所 上席研究員],東京23区研究所,フィルモア・アドバイザリー
【第20回】 2011年5月11日
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 Bunkamura通りと公園通り。その名が示すとおり、渋谷の賑わいの原型は東急とセゾンによって作られた。両社とも文化戦略を重視する企業だが、咲いた花がチーマー、ガングロ、ギャル男にヤマンバだったなら、皮肉にもならない。

 いや若者たちは、コマーシャリズムが用意した舞台の上で、無邪気に踊っているだけなのだろう。与えられるのではなく、自分たちで舞台を作る。そこにこそ商店街の出番がある。

ギャルとギャル男のまち、渋谷
実は他区を圧する衣料品店の集積地

 渋谷区ほど、業種構成が偏っている区も珍しい。衣料品専門店は、店舗数、販売額、売場面積のいずれもが23区のトップ。ただの1位ではない。店舗数は2位の世田谷区の1.6倍、販売額は2位の新宿区の1.8倍、売場面積は2位の中央区の1.7倍。圧勝である。

 かたや食料品専門店は、店舗数20位、販売額17位、売場面積22位。衣料品専門店の数は食料品専門店の3倍、販売額は何と6倍以上。この割合をランキングにすると、2位は共に新宿区で、それぞれ1.3倍と2.3倍。渋谷区の足もとにも及ばない。

 専門店だけではなく、専門スーパーも同様だ。衣料品スーパーの店舗数は3位、販売額と売場面積は2位。対する食品スーパーは、せいぜい15~18位止まりである。

 業種別に見ても、「23区一」がズラリと並ぶ。男子服、婦人服、子供服、靴、洋品雑貨の店舗数はいずれも1位。男子服と婦人服は、販売額も売場面積も1位である。靴も、売場面積こそ中央区にわずかに届かず2位ながら、販売額では1位だ。他区を圧する衣料品店の大集積。「ファッションの渋谷は伊達じゃない」とデータが語っている。

 「衣」「食」と来たから次は「住」を見よう。日用品にはさほど目立った集積のない渋谷区だが、ホビー&カルチャーの分野では再びトップランクの目白押しとなる。

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池田利道 [一般社団法人東京23区研究所 所長]

一般社団法人東京23区研究所所長。東京大学都市工学科大学院修士修了。(財)東京都政調査会で東京の都市計画に携わった後、㈱マイカル総合研究所主席研究員として商業主導型まちづくりの企画・事業化に従事。その後、まちづくりコンサルタント会社の主宰を経て現職。

小口達也 [一般社団法人東京23区研究所 上席研究員]

一般社団法人東京23区研究所上席研究員。1978年より財団法人・東京都政調査会研究員、都市問題・自治体政策の研究に従事。87年より中央大学社会科学研究所・客員研究員、多摩地区の地域開発研究に従事。その後、フリーを経て現職。

フィルモア・アドバイザリー

2006年11月、海外機関投資家向けの独立系リサーチ会社として設立。現在は数値データのグラフ化・共有サイト「vizoo」、グラフ投稿サイト「Figit」の運営を行うほか、メディア向けにグラフを用いた特集記事等を配信。
フィルモア・アドバイザリー


街歩きがもっと面白くなる!東京23区の商店街―データでわかるパワーと魅力

世は空前の「街歩き」ブーム。老若男女を問わず街歩きの人気スポットとなっているのが、古きよき時代の風情が漂う商店街だ。世界一の都市圏である東京と、その中心となる23区。それぞれの区の「区民性」も異なれば、そこに根付く商店街にも、それぞれ別の「顔」がある。そんな商店街のなかには、廃れるどころか新しい時代のニーズを採り込み続け、絶えず進化し続けているものも少なくない。本特集では、その区に住む人、その区を訪れる人を惹きつけて止まない商店街にスポットを当てて、そのパワーと魅力について、区や商店街に関連したデータと共に紹介する。東京の街歩きを楽し見たい人は、必見!

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