[東京 21日 ロイター] - 九州を地盤とする大手地銀のふくおかフィナンシャルグループ<8354.T>は21日、傘下の熊本銀行と親和銀行ののれんの一括償却に伴い、2017年3月期の当期純損益が548億円の赤字になる見込みだと発表した。

従来予想の400億円の純利益から一転して大幅な赤字になるが、同社は来年度以降、今後10年間に予定していた毎年92億円の償却負担がなくなるため、増益要因になるとしている。

同社は熊本銀行と長崎県の親和銀行の株式について、日銀によるマイナス金利政策の導入など経営統合時に想定されていなかった経営環境の変化を踏まえ、株式価値の再評価を行った。その結果、両行ののれんの未償却額948億円を全額、一時償却することを決めた。

ふくおかFGを巡っては、親和銀行と同県の十八銀行との経営統合が公正取引委員会による承認を得ておらず、4月に予定していた統合を半年延期している。

(浦中 大我)