[ワシントン 21日 ロイター] - トランプ米政権が立法化を目指す医療保険制度改革(オバマケア)改廃法案を巡り、共和党指導部が不法移民を保険制度の対象から除外するための条項を削除したことに、一部の保守派が強く反発している。

トランプ政権が成立を目指す最初の法案の審議は一層難航しそうだ。

この条項は、米国民と合法な永住者だけが保険控除を受けていることを確認するため、財務省に国土安全保障省のデータへのアクセスを認めるというもの。

しかし、国土安全保障省は同条項の保険控除について扱う上院財政委員会の管轄外との判断から、主に手続き上の理由で同条項は削除された。

これを受け、共和党のルー・バルレッタ下院議員は20日夜、同法案を支持できないと表明。「法案は保険控除の申請者が米国に合法に滞在し、控除を受ける資格があるかどうかを確認するのに十分な手段を備えていない」と指摘した。

共和党の保守派は当初からオバマケア改廃法案は見直しが不十分と批判しており、不法移民を保険制度の対象外とする条項が盛り込まれることを重視していた。

共和党指導部は早ければ23日に法案を下院本会議での審議に持ち込みたい考えだが、民主党議員は結束して反対しており、法案可決には党内の反対票は20票程度しか許されない状況だ。