[東京 22日 ロイター] - 正午のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点と比べ、ややドル安/円高の111.60/62円だった。米株安の流れを引き継いで日経平均株価が大幅下落するのを眺め、ドル/円も上値を押さえられた。

海外時間のドル安の流れを受けて、朝方に昨年11月以来の安値111.43円に一時下落。その後、仲値公示にかけてはドル買いが優勢となって111.77円まで持ち直したが、仲値後は株価の下げ拡大を受けて再び111円半ばに失速した。

今年のドル調整局面では下押ししても111円台で切り返してきたこともあって「買い場とみる向きは多いのではないか」(国内金融機関)と、111円前半では押し目買いによる相場下支えが期待されるとの声もある。

もっとも、国内勢のドル買いが細ってくるロンドン時間やニューヨーク時間には「支えが弱まり、あらためて下を試すムードが出かねない」(邦銀)と警戒する声が出ていた。

正午前には、北朝鮮が複数のミサイルを発射した可能性があると一部で報じられドル/円がやや下押しした場面があったが、菅義偉官房長官は22日午前の会見で、「わが国に飛来するミサイル等は確認されていない」と語った。

前日の海外時間には米株安・米金利低下と、トランプ・ラリーの巻き戻しの流れとなった。医療保険制度改革(オバマケア)改廃法案が近く下院本会議で採決される見通しだが、共和党内が一枚岩にまとまっていないとして「着地を見極める必要がある」(国内金融機関)との声が聞かれた。