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美人のもと

階段

西村ヤスロウ [広告プランナー]
【第32回】 2009年8月6日
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   階段は危険だ。なぜか急いでいる時に限って急な階段を上る必要が出てくる。そして、転びやすい。運が悪いと大怪我になることもあるし、他人に迷惑をかけることもある。かかとの高い靴を履いている女性にとっては厄介な場所である。

 美人は階段で目立つ。たとえば大きな駅のような階段を上ってホームに行く場所、そんな大き目の階段の上に立ってみるといい。そこで階段を上ってくる人をしばらく眺めていよう。はっきりと美人が際立っている。すぐに美人が発見できるのだ。

  美人は階段での視線が適度である。そして颯爽と上る。だから、顔がはっきり見えるのだ。一歩一歩上りながら「美人のもと」を蓄積しているようだ。「美人のもと」を失っている人は視線が極端に下すぎて、姿勢も悪い。上から顔が見えない。また極端に上を向いている人もいる。そういう人は口がポカンと開いている。その口から「美人のもと」が出て行ってしまうのに。

  どうするか。視線が大事と書いたが、実は背筋である。階段に来たら、ちょっと背筋を伸ばす意識を持つ。ややそらし気味に。それだけで視線は適度になる。また、背筋を伸ばすことで、身体を押し出す力が出やすく、スムーズに上れるのだ。急な階段、長い階段で「疲れた」と思った時、ちょっと背筋を伸ばすだけでまた元気に上れる。

  もうひとつ気をつけなければいけないのが、降りる時だ。ここでも背筋。それだけで着地がうまくなる。もうひとつは口もとだ。引き締めよう。「美人のもと」を失っている人は階段を下りるとき意味もなく笑っている。そんなに可笑しいのか。まじめに取り組もう。だからであろう。階段を下りる途中転んでいる人は、たいてい笑っている。痛いのに笑っている。つらいのにニコニコ。これは「美人のもと」が一気に失われる瞬間だ。

  駅などでエスカレーターと階段が並んでいたら、階段を選ぼう。そこで上手な階段の上り下りをマスターする。それだけで、「美人のもと」は増えていく。

 

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西村ヤスロウ [広告プランナー]

1962年生まれ。プランナー。趣味は人間観察。著書に『Are You Yellow Monkey?』『しぐさの解読 彼女はなぜフグになるのか』などがある。


美人のもと

『経』に好評連載中の西村ヤスロウ氏によるエッセイ。「美人のもと」とは、女性なら誰しも持っているもの、「美人のもと」を磨き続けるためのコツを解き明かす。

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