[ジュネーブ 21日 ロイター] - 国際移住機関(IOM)は21日、北アフリカ沖の地中海上で移民6000人をこの数日間で救助したと明らかにした。気温が上昇するのに伴い、海路で欧州に渡る移民が増えているという。

欧州連合(EU)とトルコが1年前に合意した移民抑制策を受け、サハラ以南諸国などの移民らは主にリビアから海路でイタリアに入るようになっている。

IOMの広報担当者は会見で「まだ3月末にもなっていないのに、これまで地中海では見られなかったほどのペースで(移民らが)到着している」と語った。

さらに「春に流入が増えるのは普通だが、これほど早い時期に到着と遭難の数が増えるのは普通ではない」と述べた。

この担当者によると、今年に入りすでに約500人が溺れるなどして死亡している。

また、年初からイタリアに到着した移民は1万6248人で、前年の同じ時期の1万3825人を上回っている。

ただ欧州全体では、EUとトルコの合意により特にギリシャで大きく減少。ギリシャやスペインなど欧州に海路で渡った移民は、昨年の16万0331人から2万0484人となった。