[シドニー 23日 ロイター] - 中国の李克強首相が23日からオーストラリアを訪問するのに合わせ、両国は牛肉輸出やエネルギー、安全保障で新たな二国間合意に署名する見通し。

中国の現職首相による豪州訪問は11年ぶり。李首相はキャンべラの議会でターンブル首相の歓迎を受けた。

4日間の訪問で、李氏は貿易関連の会合で豪州の企業幹部らと面会する予定。

ターンブル氏は「中国は自国に食料を供給する必要があるが、耕作に適した土地は7%だ。豪州は高品質で安全な食品を提供するチャンスを得ている」と指摘。米国の離脱で環太平洋連携協定(TPP)の発効が事実上不可能となった影響を抑えるため、地域的な通商協定を促進したいと述べた。

李氏は「貿易不均衡を解消するには、貿易を拡大し続ける必要があると考えている。ドアを閉じることはできない」と語った。

このほか、地域安全保障についても協議される予定。豪州は米国が主導する航行の自由に基づく活動を支持しているが、南シナ海での緊張緩和を進めたい考え。