[東京 23日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、わずかにドル高/円安の111円前半。前日の海外市場で4カ月ぶり安値圏の110円後半まで下落したドルはこの日、オバマケアの代替案可決に楽観的な見方が広がったことや、米長期金利の上昇を受けて、早朝の安値から111円半ばまで反発した。

東京市場では、仲値公示付近にドル買い/円売りが優勢となり、一時111.54円まで上昇。その後、参院予算委員会で「森友学園」の籠池泰典氏の証人喚問が行われる中、米長期金利の上昇に合わせて、この日の高値111.58円を付けた。しかし、午後は伸び悩み、再び111.28円まで反落した。

トランプ政権と共和党幹部は22日、米医療保険制度改革(オバマケア)改廃法案の23日採決に向けた話し合いを続け、法案の修正を求めていた党保守派の支持取り付けに前進ていることを明らかにした。

この報道も手伝い、ドルは前日につけた4カ月ぶり安値110.73円から反発したが、「ロンドンでの襲撃事件など地政学的リスクに加え、トランプ相場の巻き戻し圧力で、依然円は買われやすい状況」(金融機関)だという。

午後3時の英ポンド/円<GBPJPY=R>は139.08/12円。前日の海外時間には、ロンドンでの襲撃事件をきっかけに一時137.70円と、1月17日以来2カ月ぶりの安値まで下落した。

森友学園問題について「これから財務省の役人の喚問も予定されるなど、長引けば長引くほど、安倍政権は相当なダメージを受けそうだ。支持率も下がり、解散総選挙どころではなくなり、結果的に、政権の弱体化を招くだろう」(アナリスト)との声が聞かれた。

共同通信によると、自民、民進両党は23日の参院国対委員長会談で、森友学園の国有地払下げ問題を巡り、迫田英典国税庁長官と武内良樹財務相国際局長を24日の参院予算委員会で参考人招致することで合意した。

籠池氏は証人喚問で、国有地が最終的に8億円余り値引きされたと聞き、想定外の大幅な値下げにびっくりしたと述べ、値引きの根拠は近畿財務局などに聞いてほしい、と述べた。

ドル/円<JPY=>  ユーロ/ドル<EUR=>  ユーロ/円<EURJPY=>

午後3時現在 111.39/41 1.0789/93 120.19/23

午前9時現在 111.36/38 1.0788/92 120.14/18

NY午後5時 111.14/17 1.0795/99 120.08/12

(為替マーケットチーム)