[ベルリン 24日 ロイター] - ドイツのメルケル首相は、欧州連合(EU)の基礎であるローマ条約調印60周年を25日に控え、英国以外にも加盟国の離脱が増えることは懸念していないとの考えを示した。24日付の独紙パッサウアー・ノイエ・プレッセの取材に応じた。

メルケル首相は、EU離脱が増えることを懸念しているかとの質問に対し「心配していない。加盟各国には無論、将来のあり方についてさまざまな考えがあるが、概して将来の方向性は明確だ。連携を強めるということだ」と言明。協力すべき分野として防衛、対外国境警備、経済政策、過激派組織「イスラム国」との戦いを挙げた。

さらにメルケル首相は、英国による正式な離脱通告が、ローマで開かれる60周年の首脳会議に悪影響を及ぼすことはないと主張。「今後数年間は、英国との離脱交渉と、他の加盟国間の連携強化の双方を進めることになるだろう」と述べた。

一方でトルコの加盟交渉については「国民投票の結果などを待つべきだ」と述べた。同国では4月16日、大統領の権限強化の是非を問う国民投票が実施される予定だ。