[アンカラ/イスタンブール 23日 ロイター] - トルコのエルドアン大統領は23日、大統領職の権限強化に関する国民投票を4月16日に控え、実施後に欧州連合(EU)との政治・行政上の関係を全面的に見直す意向を示した。これには不法移民の問題も含まれるという。ただ、経済関係は維持する方針。

エルドアン大統領はCNNトルコとのインタビューで、国民投票後に欧州との関係を「AからZまで」見直すと話した。さらに、5月には米トランプ政権と「直接」協議すると明らかにした。エルドアン大統領とトランプ大統領は双方ともポピュリスト(大衆迎合主義者)であり、両者の関係は注目されるとみられる。

一方、トルコとEUとの関係は悪化している。欧州に住むトルコ人に国民投票で賛成票を投じるよう呼び掛ける集会が、複数の国で拒否され、エルドアン大統領はオランダを「ナチスの残党」、ドイツを「ファシスト的」と批判した。この中でガブリエル独外相は23日、EUはトルコとの外交チャネルを開いておくべきだと述べた。