3月24日、スポーツのライブ中継で日本に上陸したDAZN(ダ・ゾーン)が順調に加入者数を伸ばしている。起爆剤となったのはNTTドコモとの提携で、加入者は30万件を突破したもようだ。写真は2011年3月、大阪長居スタジアムで行われたブルー・サムライとJリーグ・オールスターチームとの慈善試合(2017年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 24日 ロイター] - スポーツのライブ中継で日本に上陸したDAZN(ダ・ゾーン)が順調に加入者数を伸ばしている。起爆剤となったのはNTTドコモとの提携で、加入者は30万件を突破したもようだ。

 しかし、主要コンテンツであるJリーグ中継には10年間に2100億円の放映権料を支払う契約になっており、資金負担は重い。加入者数は伸びているとはいえ、投資を回収できるレベルには程遠く、ビジネスの先行きにはなお難路が待ち構えている。

ドコモ30万件超に

 DAZNは世界規模でスポーツ映像コンテンツの制作や配信を行っている英パフォーム・グループによるスポーツのライブ中継サービスで、日本やドイツ、オーストリアなどでサービスを提供している。

 日本では昨年8月にサービスを開始。サッカーのJリーグやブンデスリーガ、野球、バレーボールなど年間6000以上の試合を配信することで、幅広いスポーツファンの獲得を目指している。

 サービス開始直後にはJリーグ開幕戦の一部試合で視聴できないトラブルが発生したが、関係者によると、先週時点の加入者数はドコモ向けサービスだけで30万件を突破しており、今のところビジネスは拡大基調にある。

 加入者数が伸びている最大の要因は、ドコモユーザー向けに設けた低料金のコースの効果だ。DAZNを直接契約した場合の正規の月額利用料は1750円。これがドコモユーザーの場合はドコモ経由で契約すれば月980円となるため、正規料金での契約を躊躇(ちゅうちょ)していたスポーツファンがいっきに流れ込んだ。