3月23日、英ロンドン襲撃事件が22日に発生する数時間前、欧州警察機関(ユーロポール)長官は、大勢の過激思想を抱く人物が英国と欧州に常に脅威を与えていると警告していた。写真は事件の翌日、現場にたむけられた白い花(2017年 ロイター/Stefan Wermuth)

[ブリュッセル 23日 ロイター] - 英ロンドン襲撃事件が22日に発生する数時間前、欧州警察機関(ユーロポール)長官は、大勢の過激思想を抱く人物が英国と欧州に常に脅威を与えていると警告していた。

「こうした(脅威の)一部は今後も成功する可能性がある」と、英国出身のロブ・ウェインライト長官は、昨年の同日2016年3月22日に発生し、32人が犠牲となったブリュッセル同時攻撃の犠牲者を追悼するためブログにこう記していた。

 ブリュッセルでの事件以降、4人が死亡し数十人が負傷した今回の事件までの1年間、欧州の治安当局者によると、潜在的脅威に関する情報共有は10倍に増えたという。

 治安を強化するため、データベースの整備や身分詐称の取り締まり、不審者通報の義務化など、これまで以上の努力が行われている。

 英国はユーロポールのデータを最もよく使う上位3国の1つである。だが欧州連合(EU)を離脱するため、同国がこのような協力体制から閉め出され、過去2年間にわたり欧州全体で300人を殺害したイスラム過激派に対し、ますますぜい弱になるリスクが浮上している。