発表にはゲストとして雑誌「LEON」の表紙を15年以上飾り続ける「元祖」チョイ悪オヤジのパンツェッタ・ジローラモ氏が登場。臙脂がかった深い赤のノーカラーシャツのボタンを外し、同色のゆったりめのチノ風パンツ、ボルドーの千鳥格子風のジャケット、青のスニーカーという、派手で軽快な出で立ちで、落ち着きと静けさを体現するスーツをまとった西島さんと好対照をなした。

「西島さんのファンでずっと会ってみたかった。あまりしゃべらない人だと聞いていて、心配していたけれど、よくしゃべるね」と会場を沸かせたあと、「アルマーニはイタリア人の自分にとっても十代の頃から、ファッション誌で見てきた憧れの人。西島さんのスーツは、ラペルの幅のバランスなど、ディテールも美しい。まじめさ、色っぽさなど彼のよさを引き出すようにつくられている。日本文化と同じで裏地にも手がかけられていて、本当にすばらしいと思う。西島さんがアルマーニのモデルに選ばれ、西島さんに会えてうれしいけど、反面、本当は、僕がモデルになりたかったという気持ちもある。うらやましい」と「複雑な心境」をのぞかせて再度会場の笑いを誘った。

 ジローラモ氏は「僕も『チョイワル』は卒業して、『紳士』になろうかな」と、西島氏が着用しているスーツの裏地をめくったり、生地をなでまわしたりする場面も。一週間後の3月29日で46歳になるという西島さんに、ジローラモさんが手ずから「アルマーニ/ドルチ」のチョコレートの誕生日ケーキをワゴンで運んでくるという、サプライズもあった。

 このスーツは、次にドラマの仕事でカンヌに行くときにも着ていきたいという西島氏は「これからも変わらず、ひとつひとつの仕事を丁寧に大切にしていきたい」とこれまた、スーツの印象に違わぬ、落ち着きと着実さを感じさせる抱負を述べた。

「今回初めて「Made to Measure」でオーダーメードスーツをつくってみて、美しさはもちろんのこと、全体に包み込まれる着心地のよさを知りました。完全に自分の身体に合った服はきちんと着てもまったく疲れない。服とはこうやって立体的につくられるものなのだなと実感できて、採寸もとても楽しい時間でした。もしオーダースーツに興味があるけれど、敷居が高いとためらっていた人がいたら、この機会に是非、体験してみてほしい。とても楽しい世界が広がっています」

 自分らしさ、自分のよさが生きる完璧なスーツなら、仕事もプライベートでもさらに充実した時間が過ごせるにちがいない。

>>「Made to Measure」の詳細はこちら(ジョルジオ アルマーニのサイトへ移動します)