翻って考えれば、早めの予防で薄毛を限りなくゼロにできるというのがアンファーの信念だ。

「実は、健康全般についても同じことがいえます。老化は均等に起こらず、筋力、骨、血管など、体の弱い部分から起こります」(波間シニアフェロー)。早い段階で、自分の健康の程度を客観的に捉えて、弱っているところを見つける。そして、弱点部分を重点的にケアし、不具合を防ぎながら、老化の進行を均一にし、全身の老化をより遅らせることで健康寿命の延伸につなげることが可能だ。

「若くて無理が利くうちは、健康状態に無頓着な人が多いものです。健康意識の高くない人にも、予防医学の観点が浸透するように、無意識の日常の行為の中に、いかに健康への習慣を潜ませるかが使命だと思っています」(三山課長)。 

 この言葉通り、アンファーは、予防医学の手始めに、薄毛予防を毎日の習慣であるシャンプーに取り入れられるよう、「スカルプD」を世に問うたのだ。

 予防医学に関して積極的な啓蒙活動も行っている。

 企業でアンチエイジングや薄毛予防のセミナーを開催したり、商品販売の店頭で、顧客に頭皮の状態を知らせ、薄毛の予防に生かす頭皮診断も行っている。

 薄毛の正しい予防には、まず、自分の頭皮の状態を知って適切なシャンプーを使うことが第一歩。肌と同じで、脂性タイプと乾燥タイプでは、異なるシャンプーを使わなければ、頭皮の状態を理想的には保てない。クリニックで調べるのは敷居が高過ぎるという人のために同社のWebサイトには、質問への回答で頭皮診断できる簡易ツールがある。

スカルプDのWebサイト内で実施している「ドクターズ頭皮診断」。30秒で頭皮タイプが分かり、自分にぴったりなスカルプDも分かる

 そして頭皮にとどまらず、自身の健康全般にも注意を振り向けるように「アンファー/からだエイジング」という自社サイトでトータルヘルスケアの情報を発信している。

 新たな試みとしては、リゾートホテルでの健康リテラシーの向上プログラムも提供予定だ。クリニックで自分の健康状態をチェックし、その情報から作成された滞在プログラムを体験して、自分の体の健康管理をするコツを習得する。それをきっかけに、その後の日常生活でも正しい体の健康習慣を継続してもらうのが狙いだ。 

 誰もが自分の健康状態を客観的に知り、健康寿命を延ばすための自己管理が自然にできるきっかけを提供する。アンファーは頭皮の健康を起点に、予防医学への取り組みを進めていく。

問い合わせ先
アンファー株式会社
フリーダイヤル:0120-722-002
ホームページアドレス:http://www.angfa.jp