[北京 27日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)は27日、通貨人民元<CNY=CFXS>の国際的な利用に向けた「政策の枠組みと基盤」を改善し、投資や外貨準備における人民元の役割を拡大するとの声明をウェブサイトに公表した。

人民銀は人民元の管理体制を改善し、資本勘定での通貨の兌換性を向上させるとの意向を再確認した。

人民元の国際化に向けた政策枠組みを改善する上で「発展と改革、リスク回避に均等に注意を払う」とした。

中銀はまた、投資や外貨準備、金融取引における人民元の役割の拡大を目指すとした。

政策に関する詳細は明らかにされなかった。

声明によると、中銀の易綱副総裁は国際化された人民元ビジネスに関する会議で、中国経済が安定的に成長していることが人民元の国際化の移行期に伴う混乱を和らげると述べた。

易綱副総裁は長期的な戦略としての人民元の国際化を着実に達成すると述べた。

人民銀は人民元のオフショア市場の発展を導いていくとした。

昨年末から今年初めにかけて中国は、資本の流出を制限し人民元の国際化のペースが鈍化した。

人民元は2016年に対ドルで6.5%下落した。今年に入ってからは約1%高となっている。

スタンダード・チャータード(スタンチャード)の人民元グローバリゼーション指数(RGI)と呼ばれる指数によると、主要な国際取引における人民元の利用は16年に10.5%減少し、12月時点で29カ月ぶりの低水準をつけた。