[イーストキルブライド(スコットランド) 27日 ロイター] - メイ英首相は27日、スコットランド自治政府のスタージョン首相と会談した。

独立の是非を問う2回目の住民投票を、スタージョン氏が要求したのに対しメイ氏が批判して以来、初の会談となった。スコットランド議会が翌日、独立を巡る審議を再開する時期にも重なった。

スタージョン氏はBBCに対し、会談の雰囲気が「実務的で友好的」だったと説明。ただ、英国政府が欧州連合(EU)から取り戻す権限のスコットランド移譲について、メイ氏は一切保証しなかったと指摘した。

これに先立ちメイ氏はスコットランドに対し、EUからの離脱交渉で英国が良い条件を獲得するには、結束が欠かせないと訴えた。

スコットランド南部のイースト・キルブライドに拠点を置く国際開発省の職員に対して「英国がEUを離脱する中、そして、世界で新たな役割を構築する中、われわれの結束の強さと安定はより重要になる」と述べた。「手を取り合って任務に集中すれば、われわれは誰にも止めることができない力になる」と訴えた。

ブレグジットの投票では、イングランドとウェールズがEU離脱を選択。スコットランドと北アイルランドの住民は残留を望んだ。

スコットランドが、英国からの独立を求めて再度の住民投票に踏み切れば、英国に亀裂が生じる可能性がある。メイ氏は住民投票を求める動きや、北アイルランドのナショナリストがそれに続く可能性を阻止したい考えだ。

スコットランドは14年の投票で、55%対45%で英国残留を支持した。