[ミラノ 27日 ロイター] - 中国の投資家集団によるイタリアサッカー1部リーグ(セリエA)のACミランの買収が遅れている件で、米プライベートエクイティ企業のエリオットが資金を提供して助け舟を出すことになった。この問題に詳しい弁護士と関係筋が27日明らかにした。これにより4月14日に買収契約が締結される見通しとなった。

ベルルスコーニ元伊首相一族の持ち株会社、フィンインベストは昨年7月、ACミランを2億2000万ユーロの債務を含めて7億4000万ユーロ(8億0600万ドル)で中国の投資家集団に売却することで合意。しかし、中国政府の承認が得られず、2度にわたり契約締結が延期されていた。

エリオットは3億ユーロを提供する。投資家集団はこれまでフィンベストに2億5000万ユーロを支払っているが、4月14日までにさらに2億7000万ユーロを払う必要があった。

エリオットの提供額には買収資金に加え、ACミランの短期的な支払いのカバーや投資が含まれる。

関係筋によるとエリオットは、ACミランのブランド力を生かして中国で関連商品の販売を増やすという投資家集団の事業計画が気に入ったという。

投資家集団は25日、シノ・ヨーロッパ・スポーツ(SES)という投資ファンドに代わり、ルクセンブルクを拠点とするロッソネリ・スポーツ・インベストメント・ラックスが買収を引き継ぐと発表していた。