3月26日、シュルツ氏(写真)が1月に党首に就いて以来、社会民主党(SPD)の支持率は大きく回復し、「シュルツ効果」が騒がれているが、ドイツ西部ザールラント州議会選でメルケル首相率いる保守、キリスト教民主同盟(CDU)に敗れた。ベルリンで27日撮影(2017年 ロイター/Hannibal Hanschke)

[ベルリン 26日 ロイター] - 26日に投開票されたドイツ西部ザールラント州議会選で、中道左派、社会民主党(SPD)がメルケル首相率いる保守、キリスト教民主同盟(CDU)に敗れた。前欧州議会議長のシュルツ氏を新党首に迎えたSPDは、9月のドイツ連邦議会(下院)選を占う最初の試験に落第した格好だ。

 シュルツ氏が1月に党首に就いて以来、SPDの支持率は大きく回復し、「シュルツ効果」が騒がれている。州議会選後の27日、南ドイツ新聞は社説で「シュルツ騒ぎに冷や水」と書いた。

 SPDは極左の左派党および緑の党と「赤・赤・緑」連合を組む可能性を示してザールラント州議会選に臨んだが、有権者は極左が政権入りすることに警戒感を抱いた。

 SPDと左派党はともに2012年の選挙から得票を減らし、緑の党の得票率は議席確保の最低条件である5%にも満たなかった。

 SPDは9月の連邦議会選でも同様の左派連合を組み、メルケル氏を政権の座から追い払う構想を描いているが、出鼻をくじかれた格好だ。ただ、今回の選挙を単純に国政選挙に当てはめて考えるのは無理があるかもしれない。