周囲から見て「困った人」とレッテルを貼られやすいバブル世代の“バブルさん”、ゆとり世代の“ゆとりちゃん”。当連載では、そんな2つの世代を対象に、 就職氷河期世代の“氷河期くん”(またはその他の世代)が会社の人間関係をどううまく対処すべきなのかを研究していく。親愛なるバブルさん、ゆとりちゃん、どうか温かい目で見守って欲しい。そして同志である氷河期くんには、ぜひ考え方の合わない上司&部下に対処するときに、参考にしていただきたい。

今回のゆとりちゃんは、不動産業界入社1年目の沢田さん(22)。特にやりたいこともなかったことと、最初に内定を出してくれたという理由で今の会社に入社したそう。ドライな反面、権利意識が強く、上司に煙たがられることも多いという沢田さん。今回は、あなたの周りにもいそうなゆとりちゃんである彼女の話を参考に、ゆとりちゃんに頼んではいけない仕事の内容や上手な注意の仕方をぜひ知っていただきたい。

なんで私がお茶くみ、コピー取りしなきゃいけないの?<br />上司も煙たがるゆとりちゃんの過剰な権利意識

<今回のゆとりちゃん>
沢田晴美さん(仮名)
年齢:22歳(1988年生まれ)
最終学歴:大卒
業種:不動産業界
職種:店舗受付、窓口
出身:埼玉県 現在の住まい:杉並区
婚姻:独身(彼氏と同棲中)

不動産業界入社のきっかけは
イケメンの不動産屋さんに会ったから!?

――まずは自己紹介をお願いします。

 沢田晴美、22歳です。不動産屋で働いています。会社としては、販売が主ですが、私の担当は主に賃貸で、歳が近い一人暮らしのお客さんを対象に仕事を行っています。特にやりたいこともなかったのと、早く就活を終わらせたかったので、いちばん早く内定をもらった今の会社に入社しました。