[東京 29日 ロイター] - マカオのカジノ運営会社ギャラクシー・エンターテインメント<0027.HK>のマイケル・メッカ社長は29日、日本のカジノを含む統合型リゾート(IR)の運営会社の出資比率について、過半にこだわらず柔軟に対応するとの意向を示した。

ロイターとのインタビューで述べた。

外資系のカジノ大手はかつて、日本でのカジノ運営は単独でできると発言し、これが国内企業との協業を軽視していると波紋を呼んだことがある。

近年は出資比率について、柔軟な姿勢を示すところが増えている。

メッカ社長も、「過半を出資したいと主張するつもりは全くない。(IRを招致する)地元企業などの意向にもよる」と述べ、運営に参画する企業との話し合いが重要との考えを示した。

ギャラクシーは同日、モナコ公国の高級ホテルのオーナー・運営会社のモンテカルロ・ソシエテ・デ・バンド・メール(SBM)<BAIN.PA>と戦略的提携を正式に成立し、日本を含むアジアのIRの開発や運営を共同で行う方針を明らかにした。

ギャラクシーがマカオで運営するIRには日本のホテルオークラ(東京都港区)が入るなど、協業関係が続いている。

メッカ氏は、日本でIR運営の権利を獲得した場合、ホテルオークラを誘致したいかとの問いに対し「(ホテルオークラとの)パートナーシップを大変評価している。これからも続くといいと思う」と述べ、今後の関係継続に期待をにじませた。

ギャラクシーは、約2年半前に東京に拠点を構え、カジノの完全解禁に備え、政府、地方自治体、国内企業などとの関係を強化している。

メッカ社長は、大規模型、地方型など、希望するロケーションについては明言せず、「ほぼすべての主要都市を訪問し、関係を強化している」とした。

日本では、今年12月までにIR実施法案が国会に提出される予定で、税率やマネーロンダリング(資金洗浄)対策などの詳細が固まる見通し。

(江本恵美 トム・ウィルソン)