[ニューヨーク 29日 ロイター] - 米サンフランシスコ地区連銀のウィリアムズ総裁は29日、米経済の景気後退(リセッション)からの完全な回復は「おおむね達成された」ため連邦準備理事会(FRB)は年内は3回、もしくはそれ以上の利上げを実施することができるとの考えを示し、FRBは緩やかに政策を引き締めていく必要があるとの見解をあらためて表明した。

同総裁は、経済産出の増加を妨げる要因は現在は労働市場に新たに参入する労働者の伸びの低迷など、FRBの影響力の範囲外となっていると指摘。供給側に存在する阻害要因は政治面、ビジネス面で対応する必要があるとの考えを示した。

そのうえで、金利を緩やかな引き上げていくことで「経済の過熱を防ぐことができる」とし、「年内に3回以上の利上げが実施される可能性を排除しない」と述べた。

さらに、「米経済は完全雇用を達成、インフレ率はFRBが目標とする2%に近づきつつあり、景気拡大は8年目に入った」と指摘。「こうしたデータが示すメッセージは明白だ。過去9年間にわたり懸命に追求してきた回復はほぼ達成された」と語った。

同総裁は米経済成長率について2017年と18年は約1.75%になると予想。インフレ率は来年あたりには2%に上昇するとの見方を示した。