[ロンドン/ドバイ 29日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)の3月の生産量が3カ月連続で減少する見通しであることが29日、ロイターの調査で明らかになった。

アラブ首長国連邦(UAE)の減産が進んだほか、減産に参加していないナイジェリアとリビアでもメンテナンスや武装グループの活動による生産障害で産油量が減少した。これにより3月のOPEC加盟国の減産合意順守率は95%と、当初予想の94%から上昇、これまでで最も高くなる見込みだ。

OPECのバルキンド事務局長はロイターに対し、OPEC加盟国と非加盟国による減産合意は原油市場の再均衡に向け着実に効果が出始めているとの見方を示した。

OPECは供給過剰の解消を目指し高い減産合意順守率を達成しているが、それでも原油在庫は高止まりしており、市場では減産が延長されるとの観測が高まっている。

原油ブローカー、PVMのスティーブン・ブレノック氏は「OPECは目的を達成できない可能性に直面している」と指摘し、「OPEC主導の減産が延長されない限り、世界の原油在庫は5年平均の水準まで減少しない」との見方を示した。

ロイターの調査では、3月はサウジアラビアの生産量が2月から若干増加した。ただ、サウジは2月に大幅な減産を行っており、これまでに実施した減産は日量56万4000バレルと、目標の日量48万6000バレルを大きく上回っている。

*内容を追加しました。