[ワシントン 29日 ロイター] - 米医療保険制度改革法(オバマケア)の代替法案を巡り、トランプ大統領と鋭く対立した共和党保守派議員は、税制改革の実現という共通の目標に向け、歩み寄る姿勢を見せている。

トランプ大統領はオバマケア代替法案が先週撤回されたことを受け、同案に反対した共和党の保守派下院議員グループ「ハウス・フリーダム・コーカス」を非難した。

ただ、40人弱で構成される同グループのメンバー10人に取材したところ、オバマケア代替法案を巡る対立をひとまず忘れ、税制改革に向けて協力することに前向きな姿勢が示された。

それでも、保守派グループ内でさえ、税制改革法案の詳細に関する合意は形成されていない。下院指導部が支持する「国境税」構想を巡っては、協議に応じる姿勢を示す議員がいる一方、反対する議員もいる。

「フリーダム・コーカス」メンバーのウォレン・ダビッドソン議員は、共和党員は非難合戦をやめて、税制改革法案の提出前に意見のすり合わせを行うべきとの見方を示した。

同グループに所属し、下院歳入委員会のメンバーでもあるデービッド・シュワイカート議員は保守派と下院指導部の橋渡し役になる可能性がある。同議員は、税制改革案について党員と協議し、優先事項を整理する計画だと語った。

「フリーダム・コーカス」の代表を務めるマーク・メドウズ議員は、税制改革法案の内容についてグループとして「公式の立場は定まっていない」とした上で、個人的には減税を最も優先させたいと語った。