[29日 ロイター] - 米アマゾン・ドット・コム<AMZN.O>は今夏、事業再編の一環として、育児用品などを扱う子会社「Quidsi」で263人の人員削減を計画している。米ニュージャージー州への届出で29日、明らかになった。

影響を受ける従業員はアマゾンの他のポジションに応募することができる。

Quidsiは「Diapers.com」などのサイトを運営するが、赤字が続いている。

アマゾンの広報担当者は声明で「過去7年間、Quidsiの黒字化に懸命に取り組んだが、実現できなかった」としたうえで、「Quidsiにはブランドに関する優れた知識があり、今後もアマゾン・ドット・コムのサイトで商品を提供する」と明らかにした。また、Quidsiのソフトウエア開発チームは生鮮食品の配送サービス「アマゾン・フレッシュ」向けの開発に注力すると説明した。

アマゾンは2011年にQuidsiを5億ドルで買収したが、今回の措置はその後、重点分野が食料品などにシフトしたことを浮き彫りにしている。

オムツなどの商品が近年、価格競争にさらされる一方で、生鮮食品は規模が大きく、オンライン小売業者にとって新しい市場だ。

小売りテクノロジー企業、ブーメラン・コマースのグル・ハリハラン最高経営責任者(CEO)は「Quidsiのサイト閉鎖は不運ではあるが、全く意外な結果ではない」と述べた。

29日の米国株式市場でアマゾンは上場来高値となる876.44ドルをつけた後、2.1%高の874.32ドルで引けた。